梱包用テープのコスト削減
原材料が高くなっただけでなく、副資材、電気代、人件費などの上昇により梱包用テープの価格が高騰しております。高くなった商品では倍以上の価格になった商品も出てきおります。
弊社もお客様にお願いをしている状況ですが、その際コストを下げる方法は無いかとのご相談を頂きます。使用されているテープによって方法は異なりますが、少しでもコストを抑える方法を案内させて頂きます。
使用するテープの種類を変更する
梱包用に使用されるテープで多いのが、クラフトテープ・OPPテープ・布テープ・クロステープかと思われます。
1mあたりの単価で、一番高いのが布テープ・クロステープで次にクラフトテープそしてOPPテープになります。OPPテープは厚みにより異なる場合がありますが、基本的には上記の順に安くなるので、使用するテープの種類を安い商品に変更すれば価格は安くなります。
ただしテープの種類ごとに特徴があるので、容易に変更は難しいかもしれません。各々のテープの特長を紹介させて頂きます。
布テープ
スフ布などを基材としたテープです。
基材となる布の強度と粘着力によって、重量物のから軽包装まで幅広く使われています。
手でまっすぐ切ることができます。
クロステープ
ポリエチレンクロスを基材としたテープです。
ポリエチレンクロスを使用しているため、布テープと比較して、薄くて手切れ性が良く、耐水性に優れ、巻き戻しが軽いので作業性が良いです。
クラフトテープ
クラフト紙が基材にした、汎用性に優れたテープです。
手で容易に切ることができ、巻き戻しがかるく、作業性に優れたテープです。
OPPテープ
OPPフイルムを基材としたテープです。
フイルムの厚みによって様々な強度に対応でき、コストパフォーマンスに優れています。
専用のテープカッターが必要で、ケース等の開梱時にも手で開けることは難しくカッターなどが必要です。
テープの種類は変更せずスペックを落とす
テープの種類を変更することが難しい場合は、スペックを落とすことでコストを抑えることが可能です。
テープの厚みを落とす
布テープとOPPテープは厚みの種類が多数ありますので、厚みを落としてコストダウンが可能です。
ただ厚みを落とすことで強度が落ち、作業性も悪くなってしまうことがありますので十分なテストが必要です。
テープの幅を落とす
梱包用のテープの一般的な規格品は75mm・60mm・50mm・38mm・25mm幅です。
例外として48mmや36mmもございます。またクラフトテープは45mmも規格品です。
規格内でしたら幅を落とすことでコストダウンが可能です。
ただこちらも強度と作業性に影響しますのでご注意下さい。
上記が大まかなコストダウンの方法です。ご使用の状況によって様々な提案が可能だと思われますので、何なりとご相談ください。
また場合によっては異なるメーカーの同等品に変更することでコストダウンできる可能性もございます。
株式会社天野福助号
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